大和当帰葉の温室栽培

大和当帰葉の温室栽培

さんろく自然塾うめだファームでは大和当帰を鉢でも育てている。

大和当帰葉には活性酸素から体を守る抗酸化作用のある成分が多く含まれ、美容や健康に役立つとの報告があり、「健康維持・未病治」に活かすため「さんろくカフェ」のランチの一品にもこの当帰葉を用いている。

露路栽培の当帰は冬には全て葉が枯れてしまうので、今年は当帰の鉢を温室に入れて冬の期間に用いる当帰葉を確保している。

新芽が出始めると日に日にどんどん茎が伸びて葉が大きくなり、露地栽培より成長が早くて茎や葉はやや弱々しく感じるが、当帰葉の香りは露地ものと変わらず良い香りがする。

温度管理は温室中央床上1.5mで8℃〜20℃をキープしているが、感覚的にはもう少し最低温の設定を低くしても栽培可能と推察される。

3月下旬に鉢を温室から出す予定であるが、温室に入れた鉢と温室に入れなかった鉢とで、夏の発育状態がどうなるのか、また冬を越してない温室に入れた当帰鉢の抽台についてはどうなるのか、温室に入れた鉢に印をつけておき、成長を比較していきたい。楽しみである。