シャクヤクの花酵母が酒元に届く
奈良県産業振興総合センターで純培養された酵母菌・サッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)
が葛城酒造さんに届いた。
この酵母を釣菌して増やすらしい。
試験管内にあるコロニーをみた時に、近畿大学に在籍していた頃に手術野消毒法の検討や感染防止対策のために出入りしていた細菌検査室を思い出した。
「このコロニーを滅菌した白金耳でとって培養するのですか?」からはじまり、今回のお酒造りについて「蔵元で杜氏」の久保社長から説明を受けた。
専門的であり、理解出来ない所が多かったが、今年は大きい方の樽ではなく、比較的小さいサイズの樽でお酒を造るとの事であった。
今回のお酒造りは酒米として720kgを予定しているが、お酒造りの精米率は50〜60%とかなり高く、その精米された米から、お酒造りの第一歩が始まるという。
今回は搾らずに「どぶろく酒」にするということだが、なにしろ酒蔵もシャクヤク花酵母を使ってのお酒造りは初めてと聞く、この酵母による酒造りはアルコール濃度が高くならず、リスクが高いということから、本当にドキドキものである。
「どぶろく」をネットで調べると「健康と美容に良い」とあった。
①美肌効果
②脂質の吸収を抑える
③町内環境を改善するという。
この3っの効果については、続報で投稿するが、どぶろくを飲んでいると、「きれいになる」というのが目にとまつた。
理由として、どぶろくには米と米麹の栄養がそのまま詰まっており、「アミノ酸」や「コウジ酸(美白剤として承認)」などの成分がたっぷりと含まれ、特に「必須アミノ酸」は人間の体内では作り出すことができないため、日常的に食べ物、飲み物から摂取したい成分で、美肌効果だけでなく、健康になるという効果も期待できそうだ。
さんろく自然塾うめだファームの目標は「健康寿命の延伸」であり、目標に合致する。
いつから仕込みに入るのか杜氏に聞いてみよう。
今日、一言主神社にお詣りし、「美味しいどぶろく酒」が出来ることをお願いに行こう。