藤の実の鞘が割れる音

今、裏山では夕方から夜にかけてパチパチ、パラパラ、ガサパサとあちこちで不思議な音がする。
この音、何年か前に気づいて、「獣(イノシシなど)が山の中を歩いているのかなぁ」と思っていたが、実は、藤の実の鞘が割れる音と、鞘や中に入っていた実(種)が落ちた時の音だった。
フジはマメ科フジ属のつる性落葉木で、日本の固有種、花が咲いた後にマメのような鞘(さや)ができる。
鞘は種が入るとかなり硬くなり、割るのに一苦労する。条件が整った時期に鞘が割れて種子が放出されるのだ。
その時期は冬で、乾燥した冬の寒い日(寒気団)が来る前後で破裂することが多い。山の中に行くと、鞘が落ちている。種が鞘についており、飛んでないものも落ちている。
何故かわからないが、乾燥した寒い日の夕刻〜夜間にかけて、鞘が破裂する音が多い気がする。
昨年、裏山の山林が間伐されてフジの太いツルが切られてたので、破裂音は少なくなったが、今年も、パチ、パチと音がなっている。
自然の中で季節を感じる音の一つである。
よかったらシェアしてください!
目次
閉じる