イチジクの「バナーネ」が熟しはじめ、毎年のごとくヒヨドリ・アライグマ等の攻撃を受けている。
バナーネはイチジクの品種の一つで、濃厚な甘みとねっとりした食感を持ち、熟しても表皮が濃い茶褐色にはならず、緑っぽい褐色状態で完熟する。
本来、表面に亀裂が入ってくると収穫するのが理想だが、ヒヨドリは朝夕に限らず、日中にも群れをなして食べにくる。
突かれ、食べられるので、美味しくなる完熟の状態までは待っておれない。触って柔らかく感じる程度になると収穫している。
「バナーネ」は皮ごとそのまま食べることができるが、傷み易い(日持ちしない)。そのため、販売・流通させるには難しい品種である。
うめだファームでは「さんろくカフェ」に来られた方に食べて頂いたり、お譲りしたり、ジャムやコンポートにして食すが、大量に出来るので、多くはドライフルーツにして長期保存している。
美味しいので、私は①ジャムにしてパンに、②ヨーグルトに入れて食べるのを勧めている。
うめだファームのイチジク畑は山林に近い。毎年、釣り用テグスを縦横無尽に張り巡らせ、カラオケ・CDディスクを吊って鳥獣対策しているが、ヒヨドリやアライグマには根負けする。
自然との共生という見地に立てば、鳥やアライグマに盗られても、目くじらを立てることでもないかも知れないが、なかなかその境地にはなれない。
もっと良い鳥獣対策はないのかなぁ!