「大和芍薬の華酵母からお酒を造る」夢のプロジェクト ー第10報 完結編ー 大和芍薬華酵母 『百楽門「華」 』

大和芍薬華酵母 『百楽門「華」 』

完成を祝う会 終わる

簡単な経緯:うめだファームの芍薬の花から検出された酵母菌(Saccharomyces cerevisiae)でお酒が造れる可能性のある事を知り、郷土の葛城酒造さんに造ってほしいとお願いした。

しかし、この酵母の醗酵アルコール濃度が低いことから酒樽が汚染されるリスクが高く、酒造りを行うのは難しいとの話しが杜氏の久保社長から語られた。

どうしても造ってほしいと懇願、酒造りの夢プロジェクト委員会を立ち上げて応援することにした。

リスクが高い酒造りなので、酒にならなかった場合の損失を補うために、応援していただく出資者をクラウドファンディングで募集した。

出資者の方々には、新しいお酒が造れなかった場合は、礼品など一切なし、新しい酒が出来れば720mlの瓶1本の御礼の条件で始まった酒造りだった。

完成してお酒が出来た場合には、シャクヤクの花が満開になる5月に、お酒造りに賛同・応援して頂いた方々を「酵母が採取された」うめだファームの芍薬畑に招待し、お酒の瓶を持って完成記念の写真を撮りましましょう」と決めていた。

そこで、葛城酒造株式会社・お酒つくりプロジェクト委員会主催で祝う会を行ったのが経緯である。

会場:5月5日「さんろく自然塾うめだファームのシャクヤク畑(第一圃場)」

時間:13:30 〜16:00

①マンドリン演奏(マンドリンアンサンブルカンタービレ)

②FM大和77.5MHzライブ中継

③完成記念写真撮影

 

③完成祝賀懇親会

マンドリン演奏を聞きながら、ワイワイガヤガヤと芍薬の花を愛でながら「百楽門」の酒の話題で盛り上がり、時を忘れて飲み語らいが続いた。

最後に、葛城酒造・久保・谷口社長から、大和の芍薬華酵母百楽門「華」は来年は「濁酒」ではなく、「清酒」にするとの表明があり、新しい百楽門「華」の清酒造りにも花が咲き、皆さんへの更なる応援をお願いし、閉幕となりました。

ゴールデンウィークですお忙しい中、酵母を検出・同定・純培養・試験醸造をされた立本様、芍薬栽培指導の西原様・福田様をはじめ、多くの出資者の方々にご参集頂き有難うございました。

大和の芍薬華酵母・百楽門「華」の酒造りを完成まで応援して頂きました皆さんに、深く感謝致します。