独特の色をしたクビアカツヤカミキリ(首赤艶天牛)がスモモの木にいてビックリした。
写真を撮ろうとすると素早く逃げる。逃げ足が他のカミキリムシより早い。2匹だけ(4匹中)捕殺した。
このクビアカツヤカミキリは特定外来生物に指定されており市の環境政策課に連絡した。
さっそく、担当者の方が2名、調査と指導に来てくれた。
スモモの木を見てもらったが、2匹捕殺したはずのカミキリはいなかった。(鳥に食べられた?逃げた?)
市の担当者の方が、株元から離れた草の中でクビアカツヤカミキリを見つけ、火ばさみで捕殺したが、このカミキリ、かなり生命力が強いとの説明があった。(殺したと思っても長い間動いていた)
さらに、本種の生態や被害の見つけ方、防除に当たっての考え方等について詳しく教えてもらった。
①雄雌の鑑別の仕方
②木に空いている穴の形(楕円形で樹皮の割れ目に多い)③フラスの特徴
④駆除方法(ネット・薬剤の樹幹注入)
⑤木の処分の方法など
昨年、桜の木でも見つけたので、桜も見てもらったが、2本の木に侵入されている可能性があるとのことだった。
「奈良県クビアカツヤカミキリ防除マニュアル」を頂いたが、マニュアルによると2021年6月末までに15市町で被害が出ているという。
繁殖力や拡散能力が他のカミキリムシよりかなり高いという。
対策しないと、近隣の桜・桃・スモモなど次々に被害が及ぶだろう。
うめだファームとしては、残念だが侵入されたスモモの木を切り、燃やして、株には網をかけておこう