桜の木の枝で冬虫夏草(蛾寄生長実粒茸)を見つけた‼️
桜の木の剪定していると、枝に白い物が付いている。
「こんなに寒いのに白い蛾がいるなぁ」と近くでよく見るとまったく動かず、脚らしきものは樹皮にこびり付いて逆さまにしても落ちない❗️
小枝でツンツンしても動かない。死骸か⁉️
これは、昔にそんなものがあると聞いた冬虫夏草なのか⁉️
実際に見るのは初めてだったので、図鑑やネットなどで調べてみた。
これは、やっぱり「蛾寄生長実粒茸(ガヤドリナガミノツブタケ)」と呼ばれる虫草(冬虫夏草)と思われた。
この「冬虫夏草」の名は字の如く「冬は虫の姿で過ごし、夏になると草になる」ことが由来であるが、なぜそんな事になるのか⁉️
その理由は「冬虫夏草」はガヤドリナガミツブタケで、菌類(キノコ)の一種である。
まず昆虫などにこの菌類が寄生してその昆虫を秋から冬にかけて死亡させて、その養分を吸収して、夏には成熟して胞子を飛ばして菌類を増やしていくという。
蛾のほうは望んでいないのだろうけど、とりつかれる蛾などにとっては恐ろしい事である。
内部がどうなっているか知りたかったので突いたら、キノコらしい割れ方をした。
冬虫夏草の代表種である「蛾寄生長実粒茸」は神出鬼没で発生環境も不明だそうである。
偶然とはいえ、私にとっては珍しいものに出会えたが、桜が咲くまでに他の枝にも付いていないか探してみたい。